 | 赤ちゃんは、その存在だけでパパを癒せるからすごいよね~。 |
 | ばぶー! |
 | ママさんだって、パパさんにとってはすっごく癒しになってると思うわ。 |
 | やだー、天使ちゃん!ホントのこと言われると照れるじゃない。 |
 | その天然なところとかね。 |
 | ばぶー! |
 | 天然・・・って、褒め言葉だよね? |
 | う、うん、まあ・・・。とにかく、すべての女性は受容性と母性があることはわかったよね。 |
 | わかったけど、どういうふうにそれを生活の中で生かせるのか、そこがまだよくわかってないかも。 |
 | なるほど。じゃあ、なにか具体的な例があればわかるかしら。 |
 | うん、それが聞きたい! |
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 | そうね・・・たとえば、パパさんが疲れて帰ってきて、すごく機嫌が悪かったとするでしょ。ママさんに八つ当たりしちゃったりして。 |
 | え~、やだあ~。パパはそんなことしないもん! |
 | いや、たとえ話だから・・・じゃあ、別のおうちでもいいわ。そういう機嫌の悪い夫に対して、妻はどう接したらいいと思う? |
 | とりあえず、ご飯でご機嫌取るかな~。 |
 | それもありね。でもね、一番大事なのは、相手の言うことを否定しないで、受けとめてあげることよ。 |
 | そこで受けとめるんだ~。 |
 | だんな様が理不尽なことを言ってきても、まずは受けとめてあげてほしいの。疲れてわがまま言えるのは奥様の前だけなんだから。 |
 | 奥様がストレスたまっちゃうんじゃない?。 |
 | そういうときのだんな様は、子どもだと思って見てあげてほしいの。それは決してバカにするという意味じゃなくて、子どもみたいなところがあるのが男性なのよ。自分の子どもだったらしょうがないなって思うでしょ。 |
 | なるほど。甘えてわがまま言ってる子どもみたいなんだね。 |
 | 奥様がだんな様のわがままを受け入れて、母性の愛で温かく包んであげたら、また明日も家族のために仕事がんばろうっていう気持ちになれると思うわ。 |
 | へえ~。そうすると、奥様次第で男性は変わってくるのかな。 |
 | いいところに気づいたわね。昔から内助の功って言われてるけど、奥様の対応のしかたで、だんな様の花も咲かせることができるの。 |
 | そうなんだ!女性の役割ってけっこう重要だね。 |
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 | 基本はね、相手の立場にたって、愛をもって接することよ。 |
 | ばぶばぶ~? |
 | もし子どもがわがままいったら?赤ちゃん、ナイスな質問ね。 |
 | 赤ちゃんにしておくのもったいないね~。 |
 | 子どものわがままは、なんでも聞いてあげるのはよくないよね。受け入れることと甘やかすことは違うからね。 |
 | そうだよね。でも、どういうふうに区別したらいいのかな。 |
 | 子どもたちを受け入れる、受けとめるっていうのは、相手のありのままの姿を、存在そのものを受け入れるっていうことよ。 |
 | ありのままの姿・・・。 |
 | そう、あなたはあなたのままでいいのよって、ママはそのままのあなたを愛しているわって、受け入れてあげること。これが受容性よ。 |
 | なるほど。でも、わがまま言うのは受け入れられないときもあるよね。 |
 | 例えばね、小さい子どもだとお母さんの愛情がほしくてわがままになるときってあるでしょ。それを母親がちゃんとキャッチして、ちゃんと抱きしめてあげると子どもは落ち着くの。 |
 | ば~ぶ~。 |
 | わかる~、って。赤ちゃんもたまに赤ちゃんしてるときあるよね。 |
 | え、そうなの? |
 | 寂しくなったら泣いてるもんね~。いいのよ、赤ちゃんなんだから。 |
 | ばぶー! |
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 | 子どもの言うことを何でも聞くっていうのは、やっぱり違うこともあるよね。 |
 | そうね。欲しいものを何でも買ってあげてたら、子どもは我慢することを覚えなくなって、金銭感覚や物の大切さ、ありがたさを理解できない子になってしまうかもしれない。そんな子どもに育てたいと思う? |
 | 思わない!だって、その子が大きくなったら苦労するもの。 |
 | 要求を受け入れるかどうかは、なんでも「愛」が基本なんだけど、この子にとって何が必要なのかって考えながら、柔軟に対応しないとね。 |
 | 親も悩みながら子育てするんだね。 |
 | あとね、特に小さい子どもの場合は、お母さんの存在がすべてだよね。お母さんが子どものことを受け入れて認めてあげないと、子どもは自分に自信が持てなくなっちゃうと思うの。 |
 | そういえば、近所の人でお子さんにしょっちゅう怒ってるお母さんがいるの。その子はいつもお母さんの顔色ばかり見てるような気がする。 |
 | 私も見たことあるわよ。そのお母さん、いつも他の子と比べて、その子のいいところはあまり見ようとしてないわね。うちの子は勉強も運動もダメで、とか言ってたもの。 |
 | そうなんだ。私はお母さんとお話したことはないけど、お子さんはとっても優しくていい子よ。赤ちゃんに折り紙でツルを折ってくれたことがあったの。 |
 | ばぶ~! |
 | 子どもたちはみんな花の種だって言ったけど、お母さんがその子のありのままを受け入れてあげないと、花を咲かせることができないわ。 |
 | そうだよね。なんだかかわいそう。 |
 | その子なりに一生懸命努力してるんだったら、勉強ができなくても、運動が苦手でもいいのよ。もしかしたら、別のことが得意なのかもしれないし。ちゃんとその子のこと受け入れて育んであげるのが、母親の役目なの。 |
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 | お母さんの態度ひとつで、子どもの未来が変わることもあるのかな。 |
 | それはあるかもね。さっきのお子さんみたいに、お母さんに認めてもらえないまま中学生、高校生、そして大人になったとしたら、いつか爆発するかもしれないわよ。 |
 | え~っ、どうなっちゃうの? |
 | たとえばだけど、外に出ないで引きこもりになったり、逆に反抗的になって家庭内暴力をするようになったり、ひどいとネット犯罪とか通り魔とか・・・。 |
 | そんなとこまで?お母さんに認められなかったから? |
 | そうよ。それくらい、お母さんの存在って大きいの。ちゃんと子どもと正面から向き合って見てあげないと。特に小さい頃はお母さんがすべてなのよ。お母さんが頼りなの。 |
 | ・・・赤ちゃん、ママ大丈夫かな? |
 | ばぶばぶ~! |
 | ママは天然だから大丈夫、だって。 |
 | よかった~!赤ちゃんのこといつも見てるからね! |
 | 干渉しすぎもよくないから、何ごともほどほどにね。いまは自分の子どもだけど、あの世では大人の魂で、一緒に愛を学ぶためにがんばってる仲間なの。その視点を忘れないでね。 |
 | あ、そうだね!いまは大事な魂を預かってるんだった。 |
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 | 子育てって、この世でできるもっとも素晴らしい仕事のひとつだと思うの。それを体験できるのは幸せなことなのよ。あの世では基本、子育てしないからね。 |
 | えっ、そうなの? |
 | 魂である私たちは、この世でやってるみたいに、子どもを産むってことはないのよ。だからこそ、貴重な体験なの。 |
 | 出産や子育てって、この世でしかできないことだったんだ! |
 | そうよ。だから、うんと楽しんで子育てしてね。 |
 | なんか、子育てできてお得な気分だわ♪ |
 | 赤ちゃんもママさんとの時間を楽しんでね。 |
 | ばぶー! |