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<登場人物>
新米ママ1新米ママ 赤ちゃん1赤ちゃん 天使ちゃん1天使ちゃん

 

新米ママ5子育てって、会社と違って24時間働きづめだよね。楽しいこともいっぱいあるけど、疲れちゃうお母さんも多いと思うの。
天使ちゃん7そうね。自分の時間が全然なくなっちゃうからね~。
赤ちゃん7ばぶ~。
新米ママ3あら、赤ちゃんは気にしなくていいのよ。赤ちゃんなんだから。
天使ちゃん10こんな手のかからない赤ちゃんはいないわよね。あなたホントに赤ちゃん?
赤ちゃん6ばぶ~!
天使ちゃん1そのことには触れないでって?
新米ママ10うちのことは置いといて、子育てママは疲れてる人が多い気がするの。でも、みんな必死で子どもやだんな様のためにがんばってるよね。
天使ちゃん3そうね。みんな一生懸命よね。
新米ママ6ねえ天使ちゃん、どうしてお母さんってこんなに大変なのかしら。
天使ちゃん2同じように子どもを持っているお母さんでも、考え方ひとつで子育ては楽しくなるし、苦しくもなると思うの。周りの環境もあるかもしれないけど、自分の考え方が変われば見える世界も違ってくるんじゃない?
新米ママ1どういうふうに考え方を変えればいいの?
天使ちゃん2それは、原点に返ることよ。私たちは何のために生まれてきたのかって。
新米ママ9え~と、なんだっけ。
赤ちゃん2ばぶ~!ばぶばぶ!
天使ちゃん4はい、そのとおり!愛を学ぶために生まれてきたのよね。出来すぎて怖いわ~。あなた、ホントに赤ちゃんなの?
赤ちゃん6ばぶ!
天使ちゃん1それも触れちゃダメだって?
新米ママ4うちの子って天才~!
天使ちゃん3ママさんは子どもをほめて伸ばすタイプね。
赤ちゃん3ばぶ♪
天使ちゃん5それでね、この世で愛を理解するには、経験が必要なの。頭だけでわかっているつもりでも、本当はわかってないことが多いのよ。
新米ママ10なるほどね。
天使ちゃん2特にお子さんを持ったお母さんにとっては、愛を学ぶ最高の場所が家庭なの。
新米ママ5そうなの?
天使ちゃん3子どものいる人はわかると思うけど、自分の子どもって理屈抜きにかわいいよね。見返りを求めずに、愛情をいっぱいかけてお世話するでしょ。
新米ママ4そりゃあもう!かわいくてしょうがないもの。
天使ちゃん1それは赤ちゃんのときでも、高校生になっても、もしかしたら大人になっても、気持ちの上では同じなんじゃないかな。
新米ママ1そうかもね~。
天使ちゃん2子どもが言うことを聞かなくて怒ったり、思い通りにならなくてイライラしたり、子どもが反抗してきたり、いろんなことがあって傷つけあったりするかもしれないけど、それを一緒に乗り越えていくことが学びなの。
新米ママ5それって、子どもにとっても学びになるの?
天使ちゃん2もちろんそうよ。だって、親子の縁を結ぶときに、お互いにがんばろうねって言って生まれてくるんだもの。一人きりだったら、喜びも悲しみも怒りも経験できないでしょ?
新米ママ6あんまり傷つけあいたくはないけどね~。
天使ちゃん1それはそうよね。怒りたくはないけど、というお母さんもたくさんいるわよね。でも、愛情をもって叱るのと、ただ自分の感情のままに怒るのは違うでしょ。
新米ママ1そうだよね。感情的にならないようにしなくちゃ。
天使ちゃん1お母さんだって人間だし、疲れたら優しいお母さんでいられなくなる時だってあるよね。
新米ママ7そうなの。心がせまいなあってあとで反省するんだけど。
天使ちゃん3気づいて反省できるのはいいことね。もしも子どもを傷つけてしまったり、特に小さい子に対して感情的に怒ってしまったら、あとでちゃんと謝ってあげて。あなたのこと愛してるんだって伝えて、抱きしめてあげてほしいの。
赤ちゃん7ばぶばぶ~。
天使ちゃん1そうよ、赤ちゃん。子どもはお母さんに嫌われてるのかなって、心配になっちゃうんだよね。
新米ママ7やだ~、そんなことないのに。
天使ちゃん6そうでしょ。でも子どもはお母さんに嫌われたくなくて、一生懸命母親の望むいい子でいようと、無理をしてしまうこともあるのよ。
新米ママ7それじゃあ、花の種が咲かなくなっちゃうね。
天使ちゃん10そうね。お母さんは愛情をかけて育てているつもりなのに、いつの間にか自分の考えを押し付けたり、感情的に怒ったりして、その子らしさをつぶしていることもあるのよ。
新米ママ10自分では気づかないこともあるんだね。どうしたらいいの?
天使ちゃん2さっき言った、愛を学ぶために生きていることを忘れないでほしいの。本当に相手のことを思いやっているか、自分勝手な感情に振り回されてないか、いつも神の子の視点でものを見るクセをつけるといいわね。
新米ママ5神の子の視点か・・・。
天使ちゃん1なにか物事がうまくいかないときは、神の子としてどうなのか考えてみて。愛の思いがあるか、そうでないのかを振り返ってみるといいわ。
新米ママ9愛の思いがあるかないか・・・。ちゃんと考えたことなかったなあ。
天使ちゃん3愛の思いは神様の思いでもあるわ。私たちは神の子として、愛を基準に考えて行動していけば、自分もほかの人も幸せになれるのよ。
新米ママ2じゃあ、お母さんがまず行動すれば、だんな様と子どもと、お母さん自身も幸せになれるの?
天使ちゃん3そのとおりよ!お母さんって、家庭の中では太陽のような存在なの。周りを明るくして、温かく優しく見守る役目があるのよ。それは女性だからこそできることなの。
新米ママ5女性だから?
天使ちゃん2そうよ。受容性や母性という女性性を生かして幸せな家庭を作っていけるの。家族の幸せはお母さん自身の幸せでもあるんじゃない?
新米ママ4うん、そうだね。赤ちゃんやパパが幸せなら私もうれしい!
赤ちゃん4ばぶ~!
天使ちゃん1子育てって大変なことがたくさんあって、いやになる日もあるよね。でもね、一生懸命がんばって育てた子どもたちが、地球の未来を作っていくんだから、とても尊いお役目よね。お母さんってホントにすごいと思うわ。
新米ママ10え~、たいしたことしてないよ。
天使ちゃん3そんなことないわ。もっと誇りを持っていいと思うの。
赤ちゃん3ばぶ~!
天使ちゃん4お母さんの愛情をいっぱいうけて、個性や才能を花開かせた子どもたちが、やがて家庭から巣立っていくの。愛に満ちた幸せな家庭で育った子どもたちは、きっとお互いに助け合って、平和な世界を作ってくれるわ。
新米ママ2そうか、そうなんだね。子育てってすごく重要に思えてきた!
天使ちゃん4そうよ。大人たちは地球の未来を担う子どもたちを預かっているの。責任もあるから大変な役目ではあるけど、神様はできないことを私たちにさせたりはしないわ。
赤ちゃん7ば~ぶ~!
天使ちゃん10え、女に生まれたかった?自分で男がいいと思って生まれてきたんじゃない。
赤ちゃん5ばぶばぶー!
天使ちゃん3そうそう、強くて優しい男の子になって、ママさんや愛する人を守ってね。
新米ママ4わ~、嬉しい!ママも赤ちゃんとパパを守るからね!
天使ちゃん4ママさん、男前ね~。
赤ちゃん4ばぶー!
 
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