| 子育てって、会社と違って24時間働きづめだよね。楽しいこともいっぱいあるけど、疲れちゃうお母さんも多いと思うの。 |
| そうね。自分の時間が全然なくなっちゃうからね~。 |
| ばぶ~。 |
| あら、赤ちゃんは気にしなくていいのよ。赤ちゃんなんだから。 |
| こんな手のかからない赤ちゃんはいないわよね。あなたホントに赤ちゃん? |
| ばぶ~! |
| そのことには触れないでって? |
| うちのことは置いといて、子育てママは疲れてる人が多い気がするの。でも、みんな必死で子どもやだんな様のためにがんばってるよね。 |
| そうね。みんな一生懸命よね。 |
| ねえ天使ちゃん、どうしてお母さんってこんなに大変なのかしら。 |
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| 同じように子どもを持っているお母さんでも、考え方ひとつで子育ては楽しくなるし、苦しくもなると思うの。周りの環境もあるかもしれないけど、自分の考え方が変われば見える世界も違ってくるんじゃない? |
| どういうふうに考え方を変えればいいの? |
| それは、原点に返ることよ。私たちは何のために生まれてきたのかって。 |
| え~と、なんだっけ。 |
| ばぶ~!ばぶばぶ! |
| はい、そのとおり!愛を学ぶために生まれてきたのよね。出来すぎて怖いわ~。あなた、ホントに赤ちゃんなの? |
| ばぶ! |
| それも触れちゃダメだって? |
| うちの子って天才~! |
| ママさんは子どもをほめて伸ばすタイプね。 |
| ばぶ♪ |
| それでね、この世で愛を理解するには、経験が必要なの。頭だけでわかっているつもりでも、本当はわかってないことが多いのよ。 |
| なるほどね。 |
| 特にお子さんを持ったお母さんにとっては、愛を学ぶ最高の場所が家庭なの。 |
| そうなの? |
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| 子どものいる人はわかると思うけど、自分の子どもって理屈抜きにかわいいよね。見返りを求めずに、愛情をいっぱいかけてお世話するでしょ。 |
| そりゃあもう!かわいくてしょうがないもの。 |
| それは赤ちゃんのときでも、高校生になっても、もしかしたら大人になっても、気持ちの上では同じなんじゃないかな。 |
| そうかもね~。 |
| 子どもが言うことを聞かなくて怒ったり、思い通りにならなくてイライラしたり、子どもが反抗してきたり、いろんなことがあって傷つけあったりするかもしれないけど、それを一緒に乗り越えていくことが学びなの。 |
| それって、子どもにとっても学びになるの? |
| もちろんそうよ。だって、親子の縁を結ぶときに、お互いにがんばろうねって言って生まれてくるんだもの。一人きりだったら、喜びも悲しみも怒りも経験できないでしょ? |
| あんまり傷つけあいたくはないけどね~。 |
| それはそうよね。怒りたくはないけど、というお母さんもたくさんいるわよね。でも、愛情をもって叱るのと、ただ自分の感情のままに怒るのは違うでしょ。 |
| そうだよね。感情的にならないようにしなくちゃ。 |
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| お母さんだって人間だし、疲れたら優しいお母さんでいられなくなる時だってあるよね。 |
| そうなの。心がせまいなあってあとで反省するんだけど。 |
| 気づいて反省できるのはいいことね。もしも子どもを傷つけてしまったり、特に小さい子に対して感情的に怒ってしまったら、あとでちゃんと謝ってあげて。あなたのこと愛してるんだって伝えて、抱きしめてあげてほしいの。 |
| ばぶばぶ~。 |
| そうよ、赤ちゃん。子どもはお母さんに嫌われてるのかなって、心配になっちゃうんだよね。 |
| やだ~、そんなことないのに。 |
| そうでしょ。でも子どもはお母さんに嫌われたくなくて、一生懸命母親の望むいい子でいようと、無理をしてしまうこともあるのよ。 |
| それじゃあ、花の種が咲かなくなっちゃうね。 |
| そうね。お母さんは愛情をかけて育てているつもりなのに、いつの間にか自分の考えを押し付けたり、感情的に怒ったりして、その子らしさをつぶしていることもあるのよ。 |
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| 自分では気づかないこともあるんだね。どうしたらいいの? |
| さっき言った、愛を学ぶために生きていることを忘れないでほしいの。本当に相手のことを思いやっているか、自分勝手な感情に振り回されてないか、いつも神の子の視点でものを見るクセをつけるといいわね。 |
| 神の子の視点か・・・。 |
| なにか物事がうまくいかないときは、神の子としてどうなのか考えてみて。愛の思いがあるか、そうでないのかを振り返ってみるといいわ。 |
| 愛の思いがあるかないか・・・。ちゃんと考えたことなかったなあ。 |
| 愛の思いは神様の思いでもあるわ。私たちは神の子として、愛を基準に考えて行動していけば、自分もほかの人も幸せになれるのよ。 |
| じゃあ、お母さんがまず行動すれば、だんな様と子どもと、お母さん自身も幸せになれるの? |
| そのとおりよ!お母さんって、家庭の中では太陽のような存在なの。周りを明るくして、温かく優しく見守る役目があるのよ。それは女性だからこそできることなの。 |
| 女性だから? |
| そうよ。受容性や母性という女性性を生かして幸せな家庭を作っていけるの。家族の幸せはお母さん自身の幸せでもあるんじゃない? |
| うん、そうだね。赤ちゃんやパパが幸せなら私もうれしい! |
| ばぶ~! |
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| 子育てって大変なことがたくさんあって、いやになる日もあるよね。でもね、一生懸命がんばって育てた子どもたちが、地球の未来を作っていくんだから、とても尊いお役目よね。お母さんってホントにすごいと思うわ。 |
| え~、たいしたことしてないよ。 |
| そんなことないわ。もっと誇りを持っていいと思うの。 |
| ばぶ~! |
| お母さんの愛情をいっぱいうけて、個性や才能を花開かせた子どもたちが、やがて家庭から巣立っていくの。愛に満ちた幸せな家庭で育った子どもたちは、きっとお互いに助け合って、平和な世界を作ってくれるわ。 |
| そうか、そうなんだね。子育てってすごく重要に思えてきた! |
| そうよ。大人たちは地球の未来を担う子どもたちを預かっているの。責任もあるから大変な役目ではあるけど、神様はできないことを私たちにさせたりはしないわ。 |
| ば~ぶ~! |
| え、女に生まれたかった?自分で男がいいと思って生まれてきたんじゃない。 |
| ばぶばぶー! |
| そうそう、強くて優しい男の子になって、ママさんや愛する人を守ってね。 |
| わ~、嬉しい!ママも赤ちゃんとパパを守るからね! |
| ママさん、男前ね~。 |
| ばぶー! |