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くるみ 40代

私が結婚したのは20代前半のときでした。それから2年後、流産を経験しました。
妊娠10週のとき病院のエコー検査で、赤ちゃんの心臓が動いている画像を見ていました。
もうすぐ安定期に入るだろうと言われていた直前に出血があり、慌てて病院に行ったところ「心臓が動いていません」とお医者さんに言われました。
実はその前夜、寝ているときにお腹にギューッと痛みを感じ、同時に「キャーッ」という悲鳴のようなものが聞こえました。
それが夢なのかただの幻聴だったのかわかりませんが、その翌日、赤ちゃんの心臓は止まっていました。

それ以来、あの夜聞こえたのは子どもの断末魔の叫びだったのではないかという思いにとらわれ、私のせいで子どもは死んだのではないかと、自分を責める日々が続きました。

私の親も、祖母も、周りの友人知人も、みんなごく普通に子供を産んでいました。
そんな中で「どうして私だけがこんな目に遭うんだろう」と、毎日ひとりで泣いていました。
当時はまだ一般家庭にインターネットがあまり普及しておらず、情報共有できる人も全くいませんでした。なので自分の中だけで悲しみを抱え込んでいました。
外で小さな子どもや赤ちゃんを見かけるだけでつらくなってしまって、子どもが生まれた友人との接触も極力避けていました。
でもほんとうは、友人に対して心から喜んであげられない自分自身がすごく嫌でした。


30代半ばに、私はレムリア・ルネッサンスの書籍と出会いました。
すでに2度目の流産も経験していて、子どものいない人生も考えなければいけないと漠然と思っていたころでした。