みなみ、30代

昨年、息子が小学校に入学しました。
それまで、好きなときに好きなだけ遊び、勉強らしい勉強などしたことのなかった息子にとって、新しい学校生活はすぐには慣れることができなかったようです。

始めのうちは、帰宅してもなかなか宿題をやりたがらない息子もそのうちに慣れるだろうと思い様子を見ていたのですが、数か月が過ぎても一向に様子は変わりません。
(そろそろこの生活にも慣れないと、これから何年も続く学校生活がまだ始まったばかりなのだから)。
そう思った私は、帰宅後の息子に、「宿題やろうか」と声をかけるようになりました。
すると子どもはたいてい、うつむいたまま返事をしなかったり、「今日はもらわなかったよ」と言ったりします。
「じゃあ、お母さんが問題作ってあげよう。毎日少しずつやらないとね」と私が答えると、「あぁ、宿題あった」と、思い出したようにしぶしぶカバンから宿題を出してきます。
そうして、なんとか宿題と向き合っているような状況でした。

息子はどうしても宿題が嫌で、問題に目をやっては、1問解くか解かないかのうちに、おしゃべりを始めたり、消しゴムで遊び始めたり、らくがきを始めたり、ぼんやりと窓から外を眺めたり・・・。
一人では全然進まないので、私が何度か声をかけては説明をしてみます。
すると、「あぁ、わかった!」と答えるのですが、そのあとなかなか答えが出てきません。
こんなに簡単な問題を、これだけ時間をかけて説明してもわからないなんて、やる気がないとしか思えない。
そう思った私は息子を一喝しました。
「わからないならわからなくてもいいんだから、ちゃんとまじめに考えなさい!」
でも、それが息子に届くどころか息子は泣き出し、ますます宿題嫌いになってしまったのでした。

その日の宿題を終え、ひとりで息子の問題集を眺めながら、私は自分が小学生だった当時、今の息子と同じようによく宿題から逃げたり隠したりしていたことを思い出しました。
息子が宿題を嫌がる気持ちはよくわかりました。
でも、親としては放っておくわけにはいきません。

そのころ、神理の中にある、「こどもたちはひとりひとりがみんな違う可能性を持った花の種」という言葉を思い出しました。