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<登場人物>
新米ママ1新米ママ 赤ちゃん1赤ちゃん 天使ちゃん1天使ちゃん

 

天使ちゃん1ママさん、さっき神様にお祈りしてたけど・・・。
新米ママ2ああ、あれね。私の実家では、毎朝家族の健康を祈ってたの。
天使ちゃん1じゃあ、神様を信じてるのね?
新米ママ1いたらいいなって思ってるけど・・・。
天使ちゃん2神様っているよ。ホントに。
新米ママ4え~、そうなの!うれしいな~。
赤ちゃん4ばぶばぶー!
天使ちゃん4赤ちゃんはちゃんと知ってたみたいね。まだこの世に生まれて間もないしね。
 
新米ママ1ねえ、神様ってどんな人なの?
天使ちゃん1ママさんはどう思う?
新米ママ2う~んとねえ・・・白いロン毛でひげ生えてて、真っ白な超長いワンピースを着てる、70代くらいの男の人!
天使ちゃん9・・・やけに具体的なイメージがあるのね。
新米ママ3だって、神様っていえばそんな感じじゃない?
赤ちゃん6ばぶー!!
天使ちゃん2ほらほら、赤ちゃんが違うって言ってるよ。赤ちゃんは神様のこと知ってるみたい。
新米ママ5え~?まだ生まれたばっかりなのになんで知ってるの?
天使ちゃん2まあ、その話はまたあとでするわね。いまは神様の話をしましょう。神様って、白いひげを生やしたおじいさん、みたいなイメージがこの世界ではあるらしいけど、私たちが神様と呼んでいるのは人じゃないの。
新米ママ5どういうこと?
天使ちゃん1神様はね、この大きな宇宙に広がっている、愛のエネルギーのことを言うのよ。
新米ママ5宇宙に広がってる?愛のエネルギー?
天使ちゃん3言葉で説明するのは難しいんだけどね。神様っていうのは、愛そのものなの。
新米ママ5愛そのもの? う~ん。神様は人じゃないけど、存在してるってことなんだね。なんだかイメージできないなあ。
 
天使ちゃん1じゃあ、まず「愛」とはなんでしょう。はい、赤ちゃん!
赤ちゃん2ばぶ~、ばぶばぶ、ばぶ~!
天使ちゃん4そのとおり!愛とは、すべてを生かし育む思いのことよ。さすが赤ちゃん!
新米ママ6・・・今の、ほんとにそう言ってた?
赤ちゃん3ばぶ~!
天使ちゃん2それでね、神様の愛、つまり愛のエネルギーって、この大宇宙のあらゆるところに広がってるの。私たちのすぐそばにもあるのよ。
新米ママ5ええっ、そうなの?
天使ちゃん1神様は愛そのものだって言ったわよね。愛って心で感じるものよね。愛を感じると、私たちは幸せな気持ちになれるじゃない?
新米ママ1うん、そうだね・・・天使ちゃんはどういうときに神様の愛を感じるの?
天使ちゃん3そうねえ、きれいなお花を見て美しいと感じたり、夕焼けを見て感動したりするときかな。
新米ママ1へえ~。
天使ちゃん1さっき、愛はすべてを生かし育む思いだって言ったけど、神様の愛の思いがこの美しい世界を作ってるんだと思うと、その中で生かされてる自分を感じて幸せな気持ちになるの。
新米ママ3そんなふうに思うんだ・・・。
天使ちゃん3あとね、小さな命がこの世に誕生するときかな。これって奇跡の瞬間だと思わない?赤ちゃんが生まれたときは、ママさんがすごく幸せを感じた瞬間だったでしょ。
新米ママ4そうだね!あの時はホントに、神様ありがとうって思ったよ~。
天使ちゃん3ママさんもちゃんと神様の愛を感じてるわね。
新米ママ2ほんとだね。なんかね、自然に感謝の思いが湧いてきちゃったの。目に見えない力があるんだなって思えて。
天使ちゃん2私たちは気づいてないけど、いつも神様の愛のエネルギーに育まれてるのよ。太陽の光や水がないと生きていけないように、私たちは神様の愛がなかったら生きていけないの。
新米ママ4そうか~、神様の愛があるから私たちは幸せなんだね。
天使ちゃん4そうよね~。神様、いつもありがとうございます!
赤ちゃん4ばぶ~!
 
天使ちゃん2それからね、実は私たちの中にも神の愛のエネルギーは存在してるのよ。
新米ママ5ええ~っ!?いつの間に体の中に入ったの~?
天使ちゃん3ふふふ、その逆よ。そもそも、私たちは神様につくられたの。宇宙に満ちた愛のエネルギーの中から、私たちが生まれたのよ。
新米ママ5私たちって、神様から生まれたの?
天使ちゃん4そうよ。赤ちゃんも、ママさんも、パパさんも、み~んな神様の愛からつくられたの。私だってそうよ。それに、人間だけじゃないわ。動物も、植物も、小さな石ころだって、みんな神様から命を与えられたのよ。
新米ママ5え、石ころも?
天使ちゃん1そうよ。みんな神から生まれた「神の子」なの。そうよね、赤ちゃん。
赤ちゃん4ばぶばぶー!
天使ちゃん2すべてのものが神の子なのよ。神様が愛そのものなら、私たちもみんな愛でできてるの。これってとても大切なことだから、よく覚えておいてね。
新米ママ1私たちはみんな神の子か・・・。じゃあ、神様って私たちみんなの親なのね。
天使ちゃん1そのとおりよ。ママさんが赤ちゃんを愛するように、神様も私たちみんなを愛して見守ってくれているの。神様はいつも、私たちと一緒にいるのよ。
新米ママ2そうなんだ・・・なんだかひとりじゃない気がしてホッとするね。
赤ちゃん1ばぶー!
 
天使ちゃん5それから、もうひとつ大事なことがあるの。
新米ママ1なあに?
天使ちゃん2愛は、分かち合い、生かし合い、ゆるしあいでもあるの。だから、自分の持っている愛を誰かにあげて、その人が幸せになってくれることで、自分も幸せになるの。そうやって地球中に愛が広がっていくのよ。
新米ママ4そっかあ~。そしたら、み~んな幸せになるね!
赤ちゃん4ばぶー!
天使ちゃん2まずは、自分の身近な人たちから始めるといいかもね。家族や友達に優しくして、多少イヤなことがあっても、小さなことはゆるしあってね。
新米ママ6ゆるしあいか~。じゃあ、この間パパが私のアイスを勝手に食べちゃったこと、いつまでも怒ってちゃダメなのね。
天使ちゃん9・・・ありがちなパターンね。でもそんなに引きずらなくても。アイスはまた買えるでしょ。
新米ママ7そうだよね。私もパパが楽しみにしてたプリン、気づいたら食べちゃってたの。
赤ちゃん9ば~ぶ~。
天使ちゃん5・・・お互い様ね。次は二人で仲良く分かち合ってね。
新米ママ3アイスとプリンの分かち合い・・・。考えたことなかった!次はそうするね。
 
天使ちゃん1話を戻すけどね。神様は、私たちが愛を与え合って幸せに生きていくことが、何よりうれしいのよ。だから、神様に感謝の気持ちを表すには、私たちが愛の思いで行動を起こしていくことが一番なの。
新米ママ5愛の思いで行動って・・・どうしたらいいの?
天使ちゃん2難しいことじゃないのよ。近所の人に親切にしたり、電車でお年寄りに席をゆずったり。いつもママさんがしているようなことでいいの。
新米ママ2あれでいいの?もっと特別なことかと思った。
天使ちゃん1まずは毎日生活する中で、愛を出していくことが大事なの。愛の思いは持ってるだけじゃダメなのよ。行動で示していかないと伝わらないからね。
赤ちゃん2ばぶー!
新米ママ3じゃあ、みんなが喜んでくれることをすればいいんだね。私、そういうの大好き。みんなが喜んでくれたら私もうれしいもの。
赤ちゃん1ばぶ、ばぶー!
天使ちゃん2赤ちゃんもアイスが食べたいんだって。
新米ママ6赤ちゃん、ママは赤ちゃんの喜ぶことはしてあげたいけど、将来虫歯になって赤ちゃんが泣くことになるのは悲しいから、今はダメ。
赤ちゃん7ばぶ。
天使ちゃん3さっすが!母の愛ね~。
新米ママ1そうだ、さっきの話だけど、どうして赤ちゃんは神様のことよく知ってるの?
天使ちゃん1じゃあ、次はその秘密を教えちゃおうかな。

 

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